デジタル地の塩

校長通信

2019/03/19
新しい葡萄酒は,新しい革袋に  

紅白の梅の花が盛りを迎え、今朝もウグイスのさえずりが春の訪れを告げてくれています。新しい季節の到来です。
先日の卒業式では,2年生が在校生代表として出席し,先輩たちの新しい旅立ちの時を共に祝いました。2年生全員が心をこめて讃美歌を歌い,155名の卒業生の門出を祝う素晴らしい卒業式となりました。本当にありがとうございました。今日は,3年生が抜けた礼拝堂で少し寂しく,何か物足りないような空間の中でterm5の終業式を迎えています。3年生の存在がいかに大事だったのかを肌で感じる時間でもあります。また同時に,3年生が抜けたあとの学校生活を,どのように作り上げていくのかが問われる時でもあるのです。あと2週間もすれば,皆さんの新しい仲間である新入生151名が加わり,新たな一歩が始まります。ここにいる皆さんには,新しいステージが待っています。
標題の「新しい葡萄(ぶどう)酒は,新しい革袋に」は聖書の中にある言葉です。ぶどう酒をつくる酵母菌が,活発に活動することで発酵力に富むぶどう酒がつくり出されます。「弾けるようなぶどう酒」と言ってもいいでしょう。それを古い革袋に入れたらすぐに破れて台無しになってしまうため,新しい革袋を用意しなければならないのです。
さて,私たちにとって「新しいぶどう酒」とはいったい何を意味するのでしょうか。この一年間を振り返り,3年生が抜けた私たちの学校をさらに居心地のよい,そして活気ある学校へとみんなで作り上げていくということでしょうか。ひとつはっきりしているのは、それを「古い革袋」つまり「今までと同じ入れ物」に注ぎ込んではならないということです。柔軟で,弾力に富んだ考えを持って,新しいことに取り組むことが大事だと私は思います。新しい知識や新しいものの見方、新しい考え方がいかに大事か,そしてそれを受け入れる入れ物も常に新しく,柔軟で、弾力に富んでいる必要があるのです。それが新たな一歩の始まりとなるのです。そして,今年度の始まりの時にもお願いしたように,「あなたの中の最良のものを、世に与え続けなさい。」というマザーテレサさんの言葉を少しでも実現できるよう心がけて欲しいと思います。
今日が終わると,1年生の人は近江兄弟社中学校の中核として,2年生の人は中学校の最終のステージ・最高学年へとそれぞれ駒を進めることになります。また,前号でお知らせしたように「新しい学び」の取り組みが始まります。明日からの春休みの期間に自分にとっての「新しいぶどう酒」は何なのか,そしてそれを入れる「新しい革袋」の準備を始めて欲しいと思います。こころから期待しています。

さて,「一粒の麦」でもお伝えしたように,次年度より中島副校長が新校長として就任し,先頭に立って「新しい近江兄弟社中学校」を牽引してまいります。至らない私をしっかりと支えてくれた,皆さんからの信望が厚く頼もしい先生です。どうかよろしくお願い申し上げます。また,これまで未熟な私を校長として支えご協力いただいた保護者の皆様方に深く感謝申し上げます。今後は引き続き学園長代行として生徒の皆さんの成長を見守り続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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学校法人ヴォーリズ学園 近江兄弟社中学校 EVENT MOVIE
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