デジタル地の塩

校長通信

2017/06/09
「居心地のよい場所」をつくる ~term1終業にあたって

今週の6月7日,近畿地方では梅雨入りが発表されました。梅雨は,北の冷たく湿ったオホーツク海気団と南の暖かく湿った小笠原気団が,日本列島付近でぶつかり合って停滞前線(梅雨前線)となり,雨の日が続く季節であるということを皆さんは理科で習っているでしょう。気象庁は梅雨入りを示すことで,梅雨前線による大雨の被害などの災害への注意喚起も含んでいるそうです。お互いが勢力を競い合うと,自然すらままならぬ状態になるようです。また,湿気も高くカビなども繁殖しやすいことから,食中毒にも注意しなければならない時でもあります。体調も含め,とにかく,意識して用心することが大事な季節です。v
新しい年度がスタートしてからちょうど二ヶ月が過ぎました。新しい学校,新しいクラスに慣れた頃でしょう。校長室前の廊下は4月当初はとても静かでしたが,今の休み時間は賑やかそのものです。学校生活に慣れたということもあるでしょうが,きっと気持ちの通じ合う仲間が増えたことも影響しているのだと思います。term1は体育祭,花の日礼拝と大きな行事が二つあり,運動クラブの大会もありました。仲間とふれあう機会が多くあったtermだったと思います。皆さんにとって,新しい学校,新しいクラスが「安心して学べる場」であり,「居心地のよい場所」,「共に成長できる場」になっているでしょうか。
私は,日本の色々なところにあるヴォーリズ建築を訪れることがあるのですが,訪れる度にヴォーリズ建築には,「何故か心が落ち着く」,「ほっとする」,「心穏やかになる」という空間が常に存在するように思うのです。階段の手摺り,階段一つ一つの幅や段差,床と壁の境が丸みを帯びている優しさなど,どれをとってもその場所で生活する人たち,そこに集う人たちのことを考えて設計されています。そういう意味でヴォーリズ建築は,学園の創立者ヴォーリズ先生の思想が反映されている建物,空間だと思うのです。私たちの学校,近江兄弟社中学校も創立者の思いが込められた学校です。そこで学ぶ仲間たちが「活き活きと過ごせる場所」「心穏やかに過ごせる場所」,そういう学校であって欲しいと願います。
2017年度最初の定期考査も終わり,それぞれの結果が返ってきます。
term1の終業にあたり,是非この二ヶ月の学校生活を振り返ってみてください。しっかりとした学びはできただろうか,年度初めの自らの決意を忘れていないだろうか,仲間と「少しでも成長することができた」termとなっただろうか。今一度,自分自身を見つめ直してみてください。

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