デジタル地の塩

校長通信

2016/04/07
「理解されるよりは、理解することを」

新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。そして,新2年生・新3年生の皆さん,進級おめでとうございます。2016年度が今日から始まります。今年度は新入生156名をむかえ,新2年生181名,新3年生171名,中学校全体で508名で出発します。新たな決意と希望を持って第一歩を踏み出しましょう。
本日,皆さんに「祈り」と書かれた紺色のカードが渡されたと思います。それには,学園訓と「ヴォーリズ学園の祈り」,「School Song」,ヴォーリズ先生作詞・作曲の讃美歌236番「平和」と「主の祈り」が記されています。この一年を通して,色々な機会にこのカードを使用したいと思います。聖書袋に入れて,いつでも見ることができるようにしておいてください。
さて,このカードの「平和を実現する人々は,幸いである」からはじまる「ヴォーリズ学園の祈り」は,どのフレーズも心に響くものがありますが,私は,「理解されるよりは,理解することを」の箇所を私自身の課題としても取り上げてみました。「他を理解すること」は,容易いようで,とても困難なことではないかと常々思っています。人はどうしても自分基準で判断してしまう自己中心的な側面を持っています。お互いを「理解すること」がいかに難しいことかを実感することが度々あります。皆さんはどうでしょうか。逆に「どうして解ってくれないのだろう」と悩む時もあります。そんな時は冷静に「自分は相手のことをしっかり理解しているだろうか」と自問することも大事なことです。自己中心の考え方からの脱皮です。もちろん自己主張も大事ですが,相手を理解することから始めることが肝心です。
今から111年前,アメリカより来日した若きヴォーリズ先生は,それまでとは全く違う言語,環境,習慣など180度異なる生活の中で,日本という国,近江八幡の人々の生活,考え方を自ら理解し,人々のために働かれました。創立者ヴォーリズ先生の生き方そのものが「理解されるよりは,理解することを」身をもって示された,よい手本ではないでしょうか。相手を理解することは容易いことではないかもしれません。その時は,「理解する」を「思いやる」の言葉に代えて,身近な人から実践してみてください。今年度は互いの理解が深まる年にしていただきたいと思います。
さて,今日から2016年度のterm1(ターム1)がスタートします。新入生は「Step Up」,2年生は「選ぶ力」,3年生は「Never Give up!」(これらはそれぞれの学年だよりのタイトルです)を合い言葉に,より高い峰を目指しましょう。

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