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2018/03/16
本物との出会いプロジェクト@宮城2018 活動報告

『自分に出来ることは何か?』一緒に探しにいかないか?

そんな呼びかけでスタートしたこのプロジェクト。
今回は20名の生徒が参加に手を挙げてくれました。

震災が起こってから5回、宮城県を訪れてきました。
その度にたくさんの出会いの場が生まれました。
本物との出会いは、人を変えます。
次の一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。

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今回のプロジェクトは3つの柱を持って活動しました。
1、誰に会うのか?どこへ行くのかを自分たちで考え、アポイントを取り、スケジュールを考えていく。
2、活動資金を支援していただくためには、どのような方法が良いのか考え、アクションを起こす。
3、このプロジェクトを継続的なものにするために、具体的なアクションを考える。

今回6回目のプロジェクト、本物との出会いを創るために準備を積み重ね、
3月9日~3月12日まで宮城県を訪問することが出来ました。
その報告をさせていただきたいと思います。

◇ 1日目

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【 後藤 一美 さんとの出会い 】

 今回のプロジェクトでは「誰に会いたいのか?を自分たちで考え、アポイントを取る」ことが生徒たちに課題として与えられていました。そのような中で生まれた出会い、飲食店“しお彩”を経営されている後藤さんとの出会い。
後藤さんは震災前から飲食店を経営されていました。震災後、「温かい料理が食べたい」という多くの人たちの声に応えたいという思いから“移動販売”を始められたそうです。
「住民のコミュニケーションの場を作るために」「買い物をすることが出来ない人たち“買い物弱者”のために」これらの言葉は、私たちが“自分に出来ることを考える”ことの大切さを訴えかけられた気がしました。

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【 佐藤 信一 さんとの出会い 】
南三陸町で“さりょうスタジオ(写真店)”を経営されている佐藤さん。震災前から町の姿を写真におさめてこられていました。震災の当日もカメラを持って避難場所へ向かわれたそうです。「今起こっていることを写真に撮ってもよいのか?」という葛藤が生まれたそうです。シャッターを押す時の感情は、「このような写真を撮りたいという感情は無であり、単なる記録写真としてシャッターを押すことしかできなかった」という言葉がとても印象に残っています。佐藤さんが出版されている震災からの南三陸町の様子を掲載した写真集は現在5冊目となり、時間の経過と共にたくさんのメッセージを私たちに訴えかけているように感じます。

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【 高橋 吏佳 さんとの出会い 】
南三陸町社会福祉協議会で勤務されている高橋さん。これまでのプロジェクトでも、たくさんの出会いのきっかけを作ってくださった方です。3人のお子様をお持ちのお母さん。とてもエネルギッシュで明るく素敵な女性です。そんな高橋さんは震災で最愛の旦那さんを亡くされています。それにも関わらず、いつも私たちは高橋さんから元気をいただきます。高橋さんの言葉に、「役割を持つことを大切に」して生きてほしい、というものがありました。最後にいただいたメッセージ、「誰かのために自分の出来ることを見つけて、精一杯生きて欲しい!」、その言葉を心に生きていきたいと思います。

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【 三浦 貴裕 さんとの出会い 】
東北福祉大学の3回生。地元が大好きな三浦さん。週末には、地元の南三陸町へ赴き、さまざまなアクションを起こしています。高校生の時から語り部をされたり、大学生ではSNSを使って地元の情報を発信されています。「地元のために自分に出来ることは何か?」それを具体的に行動を移されているというお話は、生徒たちにとって次の一歩を踏み出すヒントになったのではと感じています。

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◇2日目

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【 震災遺構 荒浜小学校 訪問 】
4階建ての建物、そこへ避難した人たちは全員助かったそうです。震災遺構ということで、震災当時の様子が展示されていました。1つ1つの展示と案内をしていただいた鈴木さんの言葉に当時の様子を想像することができました。災害が起こった時のために、私たちはどのような準備をし、どのような必要があるのか?改めて考える必要があると感じました。

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【 小斎 正義 さんとの出会い 】
閖上の記憶の館長をされている小斎さん。「ここには津波は来ないという思い込みが、避難することを遅らせた」「地域で生活している人たちが、“名前”から“数字”に変わった。1人ひとりには名前があり、数字ではない」「とにかく、自分の命を守るために逃げる」たくさんの思いをいただいた。大切にしなければならないことを伝えたいというエネルギーを私たちは次に繋げていかなければならないと感じた。

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【 追悼のつどい への参加 】
閖上中学校遺族会主催の追悼のつどいに参加させていただいた。
遺族会の方々のメッセージ、1人ひとりの言葉に胸を締め付けられるものを感じました。
14時46分、強く大きなサイレンの音が鳴り響く中で黙とうをする。
色々な思いが込み上げてきて、自然と涙が流れてくる。
3月11日という日に被災地を訪れ、共にその時を過ごすことが出来たことの意味は大きいと思います。

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最後に、、、
「本物との出会いは、人を変える」
そのような生き方に影響を与えられるような出会いを私自身はたくさん経験してきました。「そんな出会いを生徒たちにもさせたい」そのような思いが、このプロジェクトの根底にあります。
『今ある当たり前は、決して当たり前ではない。その当たり前に感謝して生きたい』
出会いの中でいただいた言葉を大切にこれからもこの取り組みを続けていきます。

このプロジェクトにご理解とご協力をいただいた皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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