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2016/05/24
毎日新聞 ニュースサイトに掲載されました

【 毎日新聞 ニュースサイト5/23付で掲載された記事です。 】

近江八幡市浅小井町の近江兄弟社小学校で、「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女、アンネ・フランク(1929〜45)ゆかりの「アンネのバラ」が咲き始めた。正門脇に植えられた12株に直径10センチほどのオレンジ色の花が付き、見る人に平和の大切さを語っているようだ。

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バラを愛したアンネの「形見」としてベルギーの園芸家が遺族にささげた改良種。アンネが持っていた多くの可能性を物語るように、花の色が黄色からサーモンピンク、赤へと変化する。同校のバラは2月に広島県福山市の平和学習施設「ホロコースト記念館」から贈られた。

同校では開花をきっかけに、アンネにまつわる平和学習もスタート。図書室に関連の児童書約10冊が並ぶコーナーを新設し、今月末に予定する運動会ではアンネの思いをマスゲームで表現する。挿し木した苗や、花びらを使ったポプリなどを頒布し、熊本地震被災者への義援金を募る計画もある。

バラは道沿いに植えられており、誰でも見ることが可能。まだつぼみも多く、花は秋ごろまで楽しめるという。清田剛校長は「写真を撮ったり、スケッチをしてもらったりして、一人でも多くの人に平和への希望が引き継がれれば」と話している。【金子裕次郎】

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