ごあいさつ

近江兄弟社ひかり園 園長 安川千穂

ヴォーリズ学園創立者のW.M.ヴォーリズ(一柳米来留)と一柳満喜子は、隣人愛に基づき世界の人類を繋ぐ「平和の使者」としてこの近江八幡で生涯を送りました。私たちは「命・平和」を大切にした創立者の教育理念を受け継ぎ本日に至ります。
そして「健全な保育・教育環境」が、すべてのこどもに等しく与えられるべきであると考え、2013年4月より認定こども園を開設いたしました。

急速な少子化の進行や家庭・地域を取り巻く環境の変化の中で、保育・幼児教育に求められるニーズも多様化し、より幅の広い子育て支援の必要性を感じます。
一方、こども達を取り巻く社会の中で起こる、痛ましい出来事を目にする度に「こころの根っこの教育」の大切さを痛感いたします。私たちは「生きる力は、愛されたぬくもりから得られる」と信じます。やわらかな土の中で一人ひとりのこども達がその子らしい根を張り、いつか自分らしい花を咲かせることができるよう祈りつつ、毎日の保育にあたります。

学園訓である「地の塩 世の光」を柱に据え、いつの時代にあっても、どのような社会の中においてもここを巣立つこども達が、あたたかな「ひかり」を放つ人となることを願いつつ歩んで参ります。

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