ごあいさつ

理事長あいさつ

ヴォーリズ学園フロンティアプロジェクト

「グランドデザイン」(2002~17年)に続く長期計画に、「ヴォーリズ学園フロンティアプロジェクト」と命名しました。地球上にもはや「フロンティア(新しい開拓地)はない」と言われる時代に、あえてそのような名前を付けたのは、ヴォーリズが「ここは世界の中心です」と言ってのけた不屈の精神を見習いたいと思ったからです。 多くの市民は、「名誉市民第1号のヴォーリズ」より、「近江八幡を世界の中心と言って自慢し、ここに骨を埋めたヴォーリズ」に対し、深い敬慕を感じるそうです。近江八幡市民だけでなく、全国に多くのヴォーリズファンがおり、各地で「ヴォーリズ展」が開催され、小説・漫画にも描かれています。そのような偉大な人物の名を戴くヴォーリズ学園らしく、堂々と、かつ真摯な態度で、経営にあたります。

「ヴォーリズ学園フロンティアプロジェクト」は、
<Ⅰ>中学・高校それぞれが積み上げて来た独自性を保障しつつ、中高間の関係を強化し「水路を拡げる」プロジェクト。
<Ⅱ>小学校とこどもセンター(保育園・こども園・学童保育所)が協同して、エデュケア(教育保育)事業を展開するプロジェクト。
<Ⅲ>ヴォーリズ精神継承委員会(NPO)、ヴォーリズ倶楽部(NPO)、近江兄弟社総合サービス(有)による、地方創生・地域活性化事業。
この三つのプロジェクトが絡み合って進行することを期しています。2017年から20年程度の長期計画で、プロジェクトの内容に従い施設・財政計画が立てられるはずです。

かつて経験したことがない「縮小時代」「格差社会」に、学園が生き残る方策を立てなければなりません。創立100周年(2022年)には、ヴォーリズ学園全体で、少なくとも児童生徒数2,700名、帰属収入27億円程度を維持したい。かねてより「100周年を発展的に迎えよう」というスローガンを掲げて来ましたが、小学校撤退(2018年度募集停止)、加速度的に進行する少子高齢化、地方衰退の中、「発展」から「維持」へと、スローガンの修正も止むを得ません。
これからの日本は、どこまでも続く「縮小時代」であり、貪欲に拡大する「格差社会」です。学園を取り巻く社会情勢はますます厳しく、学内の状況は年々複雑になっています。
これを乗り切るためには、大胆な発想と勇気が必要です。よって、「フロンティアプロジェクト」という新しいフレームを提示して、ここに次世代の「志」が盛り込まれることを期するものであります。次の時代の幕開けにふさわしい大きな「志」が求められております。
「ここは世界の中心です」と言って、近江八幡を拠点に、全国的に認知された偉大なる事業を興したヴォーリズの不屈の精神を受け継ぎたい、その名を残したい。そういう思いで、法人名を「ヴォーリズ学園」と改めたのです。また学園史も、従来の枠組みを拡げて、「ヴォーリズの教育事業110年史」として、2022年に出版したいと考えております。

理事長 池田健夫
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